講義を受けただけでは記憶の定着はたったの5%!!!90%にする方法とは…
ラーニングピラミッドとは
「ラーニングピラミッド」という言葉を聞いたことあるでしょうか?
「ラーニングピラミッド」とは、アメリカの国立訓練研究所による研究で、学習方法と定着率の関係を調べたものです。
この研究の学習方法として取り上げられているものに、「講義」「読む」「視聴覚教材」「実験機材」「グループ討論」「体験を通した学習」「他人に教えた経験」という7つの項目があります。
ピラミッドの下に行くほど定着率が高くなっていくことを示しています。
ここで驚くべきことは、「講義」が1番定着率が低い扱いになってしまっていることです。
「講義」と「読む」はなぜ低い?
「講義」というのは、話を聞いて教えてもらうだけですので、自ら考えるようなことをしなくなってしまうため、学習の定着率は低くなってしまうのです。
それと比べて「読む」に関しては、文字を読むことは受動的ですが、理解しようとする際にはある程度は自ら頭を使わねばなりません。よって、「講義」より「読む」ほうが定着率が高くなるのだと考えられます。
しかし、この2つは「誤差」ともいえるほどしか差がないためこの2つの違いを深く考える必要はないでしょう。どちらにせよ記憶率は低いのでこうした勉強方法だけでは心もとないです。
どうしたら記憶率は上がる?
講義と読むだけでは不十分なので「もっと定着率を高められるように学習できないか?」と考えた方いいでしょう。
「塾や予備校に通っているのに成績が上がらない」といった悩みをかかえてる人に特に考えていただきたいです。
ピラミッドの上の方と下の方を比べてみましょう。そうすると、上の方にある共通点と下の方にある共通点で比較ができます。
なにかわかりますか?考えてみて下さい。
答えは上の方は「受動的な学習」であるのに対し、下の方は「能動的な学習」となっていることです。
これらのことから、「自ら頭を使って主体的に学習する方が記憶の定着率が高くなる」ということがわかります。
「講義」を受けている際に、話を聞くだけになっていませんか?「読む」ときに文字を追うだけになってしまっていませんか?
「講義」を受けているときに、頭の中で講師が言っていることに対してレスポンスできていれば、頭を使って主体的に学んでいると言えるでしょう。「読む」ときも書いてあることに対してレスポンスできていれば、同じことが言えます。
また「体験を通した学習」をすぐに取り入れることができれば、さらに定着率は上がるはずです。
例えば、講義を受けたり、教材を読んで理解したら、実際に問題演習に入ってみましょう。
「知識」は使わないとしっかりと身につきません。
「体験を通した学習」というのは、実際に得た知識を使って問題を解くことで可能になります。
自分で考え、正しい理解ができているかのアウトプットのようなものは勉強の基本です。
出来てない方非常に多いです。
必ず取り入れましょう。学習の定着率が大きく変わります。
記憶率90%「他人に教える」はこんなにメリットが!!
最後に、1番高い定着率を示している「他人に教える経験」について言及します。
「他人に教える」という学習方法はなぜ効果があるのでしょうか?
「他人に教える」ことが可能なのは、自分がその教える対象に対して完全に理解していなければなりません。
さらに、自分の頭の中で理解したものを他人に教える際に、言語化してアウトプットが行われます。
ですから、「対象の理解」+「アウトプット」が行われます。
テストをする前に、「テストを解いてもらいます」と事前に伝えられたグループと、「他人に教えてもらいます」と事前に伝えられたグループに分けられ、テストを行ったとところ、後者のグループの方が高い成績が示された研究などもあります。
勉強する際は、他人に教えるつもりで勉強するのがよいのです。(相手はいなくてもいい)そのように意識すれば、どのような学習においても、能動的・主体的な学習が可能になるのです。
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