勉強が続かない…やる気には「出し方」があった!①
「勉強のやる気を長続きさせたい」「目標達成に向かってやる気を長続きさせたい」と思っている方は多いと思います。
何をするにも「やる気」を理由に始めるか長続きするかを考えますよね。
みんなそう思っているはずなのに、正しい「やる気の出し方」を知らずに、闇雲にやる気を出そうとしていつも失敗してしまうといった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
そんな方たちのために、科学的に正しい「やる気」の高め方を紹介します。
2種類の「やる気メカニズム」
やる気について理解するために、まず、「外発的動機」と「内発的動機」という2種類のやる気のメカニズムを知っておいてください。
「外発的動機」というのは、自らが目標を達成したいと思うのではなく、「褒美」などが与えられることによって外部から生まれる「やる気」のことです。
それに対し、「内発的動機」というのは、自らで目標を達成への価値や期待を見出すことによって内部から生まれる「やる気」のことです。
長期的なやる気は内発的動機
「外発的動機」では、やる気は長続きしないことが様々な研究で明らかにされています。
詳しくはこちら↓
そのため、やる気を高め続けるためには、「内発的動機」を利用する必要があります。
「内発的動機」が高まるのは、目標に対する「期待(自分に達成できそうか)」と「価値(魅力があるか」」の両方が必要です。
例えば、「大学受験」を例にとると、目標に対して「自分に合格できそうか」と「合格した際の魅力はあるのか」の両方が高くなければやる気は長続きしません。
「合格できると思うけど、したところで嬉しくないし、そんなに社会的に評価の低い大学なんて入学したところで…」「社会的評価が高いから合格したいけど、自分なんかには無理だ…」などと片方のみが高いと不十分なのです。
「期待」と「価値」はかけ算だと思ってください。
期待を高める方法
目標は分割して考える
大きな目標や遠い未来の目標を掲げたり、与えるだけでは、決してやる気は出ません。
近づいている感じがしないため、「やはり自分にはできない」と思うだけです。
ですから、最終目標は確かに大切ですが、それに近づいていくための(近づいてるように実感できるための)、近い目標が必要です。
例えば、「この参考書を2ヶ月で一周する!」などとリアリティのない目標だけでは達成できないでしょう。「この参考書を2ヶ月で一周するために週20ページずつ進めていこう。だから来週の日曜日までの目標は20ページ進めることだ!」という風に目標を分割して考えるとやる気を持続させることができます。
途中離脱を回避するために
途中で諦めないようにするためのポイントを2つ紹介しておきます。
まず1つは、「自分自身で目標を決めること」です。
他人から与えられた目標では、他人に責任を転嫁させることができると思い、心に無駄な余裕ができてしまいます。
「目標自体が悪い」と逃げることができてしまいます。
しかし、自分で決めてしまえばそのような余裕はありません。自らの目標にむかって頑張れるでしょう。
もう1つは、「他人と目標を共有すること」です。
受験勉強ならば、同じクラスの人と共有し合うことで、「言ったからにはやらなければ」という心理的な縛りと、「あいつも頑張ってるから自分も頑張らないと」といった一緒に目標達成に対する意欲を高めることができます。
この2つのポイントを抑えられれば、逃げ出してしまう可能性も少なくなるでしょう。
「期待」を持続し続けるために
期待はあることをキッカケに、一気になくなってしまう恐れがあります。
期待を持続し続けるためには、失わせなせずに期待を高めることが理想です。
そのために、「難しい課題は後回しにし、簡単な課題から取り組んでいくこと」がカギとなります。
難しい課題をいきなり取り組んで達成できなかったときには、「やはり自分はできないんだ」などと「期待」が失われてしまいます。
しかし、簡単な課題から取り組み、徐々に難しい課題へと取り組んでいくやり方であれば、「期待」を失わずに達成することができ、「自分にもできるんだ」というように「期待」が高まっていきます。
よく、難しい課題を達成できれば簡単な課題も達成できるのだからいきなり難しい課題をやる(やらせる)方が効率がいいという考えをお持ちの方がいます。
達成できた場合には、たしかに効率は良いかもしれません。
しかし、いきなり難しい課題はなかなか達成できないでしょう。
やる気がなくなってしまう危険性を考えると、簡単な課題から取り組む(取り組ませる)方が良いと思います。
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