なぜ勉強するかがわかる人は見ないで下さい
なぜ人は勉強するのか
人はなぜ勉強するのでしょうか。もしかしたらもうすでに明確な答えをお持ちでいる方もいると思います。
「勉強しなきゃいけないのなんて当たり前でしょ」と思うかもしれません。
「哲学」の分野では、このような一見当たり前のように思えることの本質を探究します。
哲学を大学で学びたいと思っているような方向けに、「なぜ人は勉強するのか」について哲学の確立者ともいわれるソクラテスの「無知の知」を紹介して解いていきたいと思います。
ソクラテスは、ある日友人が聞いたお告げ「ギリシアにソクラテス以上の賢人はいない」を知らされます。
ソクラテスは自分は無知であることを自覚していたので、当時賢者と呼ばれていた者たちに質問をして回っていました。
すると、質問に満足にこたえられるような賢者はだれ一人としていませんでした。
つまり、「賢者」と考えられていた人たちは「何でも知っているふり」をしていることに気づいたのです。
しかし、ソクラテス自身に関しては、「自分が無知であること」を知っています。
知ったかぶりをしてしまうと思考停止に陥ってそれ以上知ろうとしなくなってしまいます。
「無知の知」の態度でいれば、知識を増やすことができ、考える習慣をつけることができるのです。
哲学は英語で「フィロソフィー」といいます。
これは、「知」を意味する「ソフィア」と「愛する」という意味の「フィロス」が合わさってできています。
つまり、「哲学」は「知を愛する」ことなのです。
同じことが「勉強」にも言えると思います。
結局のところ、人が勉強をするのは、知を愛しているからこそ、物事の意味を知り、自分のものにしたいと思っているからなのです。
「受験」や「将来のため」といった末梢的(本質でない)なもののために勉強しているのではないのです。
なぜ受験や資格に向けて勉強するの?
そうはいっても多くの方が勉強する時は「受験に合格するため」や「資格を得るため」だと思います。また大半の方は幼い時から勉強する、頭のいい大学に行くのが正しいと刷り込まれているから本能的にした方がいいとは思っています。
ではなぜ人は難関大学や資格獲得を目標にするのでしょう。
結論からいうといい大学に行けばそれだけ「社会的地位が得られる」「将来の見込み給料があがる」「人間的能力が高まる」など多くのメリットがあります。
資格を得ると受験と同じようなメリットが得られます。
人間は結局のところ一人で生きているわけではないので常に他者からの視線にさらされています。ですから受験を通して合格を勝ち取ることによって、他者から認められたりすれば自己承認欲求が満たされます。
また勉強をすることで己を知ることもできます。
例えば受験では自分がどういうタイプの人間なのか、何が得意で何が苦手なのかを知る必要があります。勉強すると眠くなってしまったり、気づいたらケータイさわっているな、などです。(それを克服するにはどうしたらいいかもわかるようになる)
そういった自己分析は生きているうえで様々な場面で役に立ってきます。
自分の性格を自分で客観的にみられるようになれば、長所はのばし短所を隠しつつ色々な問題に対応できるはずです。
これで何故勉強するのかがはっきりしたかと思います。
参考文献
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