皆さん勉強する時に具体と抽象って意識してますか? 抽象は汎用性とも言い換えられます。
具体とは
問題集の問題1問1問のことを指し
と言ったことで
抽象とは
解答プロセスを一般化してあげる
ということです。
これらを踏まえてみると勉強する時に重要なのは問題と言うのは無数に存在するが、そういった問題を同じような考え方、知識、方法を用いて解くことができる、といったふうに一般化することです。
これは河野玄斗さん(東大医学部在学中に司法試験一発合格)の「シンプルな勉強法」にも記載されています。
河野 玄斗 KADOKAWA 2018年08月25日
(参考文献)
一々問題を解く時に抽象化してこれはつまりこういうことだなと勉強することによって、難しい問題に当たった時何から考えればいいのかわからないという状態からこの前の問題と同じふうに解けば解けそうだとなるので同じ時間勉強してても抽象化をやるとやらないとでかなりの差が生まれます。
具体の抽象の簡単なやり方を紹介します。
①教科書や問題集の目次のページを見る
②目次の情報だけでこの項の根本となることを言う
③具体的問題を見てその考え方で解けるのか擦り合わせる
例えば数学のチャート式を例にとってみましょう。
目次には「微分法・接線」と記載されています。
この情報から「微分法の接線問題はまずf(x)を微分して接点のx座標を代入して接線の傾きを求めて通る点を代入すると接線が求められる」と目次だけみて言えたら完璧です。そしてそのあと実際これで合ってるのか問題のページに行って擦り合わせを行います。
こうすることによって難しい接線の問題が出てきても根本の考え方はわかっているので何をすればいいかわからないとはならないわけです。
英語を例にとってみます。
目次には「不定詞」とだけ書いてあります。
そこから「不定詞とは動詞を他の品詞に変えたものであり名詞、形容詞、副詞の3種類がある。そして形容詞的用法の場合修飾される名詞との関係が大事で〜〜〜」と目次だけ見ていえたら完璧です。そして問題のページへ行き実際この考え方で解けるのかを擦り合わせます。
そこで目次を見て言えなかった場合においても実際問題のページを見ることで復習になり、本当に理解出来ているのかの確認にもなり、アウトプット作用にもなるというメリットがあります。
こうした勉強法を意識することによってイタズラに時間をかけた勉強ではなく効率の良い勉強が出来るようになります。