他人のやる気を削いでしまう行動とは
「子供のやる気がなくて困る!」「どうやったら自主的に勉強するのかわからない!」などとやる気を出させたくて困ってる方多いのではないでしょうか。
やる気を出させようと思って何か行動しようと思ってる方、今後何かしてあげたいと思っている方に知っておいていただきたい注意点がいくつかあります。
良かれと思ってやっていることが意外と勉強から遠ざけたりしてしまっていることがあるので自分に当てはまってないか確認してみて下さい。
「他人の経験」に惑わされてはいけない
よく塾や予備校のパンフレットなどに、「合格体験記」なる項目があり、実際の生徒のコメントが記載されています。
また、演説が上手い方などは「自分はこうしてきた」とか「ある人はこうして成功した」と行った話をよく持ち出します。
感動的な話や為になりそうな話であるため、「自分でも実際してみよう」とつい思ってしまいます。
また、やる気を出して欲しい人がいる方は「この話をしてやる気を出してもらおう!」と考える人もいるでしょう。
しかし、「他人の経験」は自分にも当てはまるとは限りません。
根拠をはっきりとしてくれる理論が述べられていないことが多いです。
ですからA君には当てはまったかもしれないが、B君にとっては何も役に立たない可能性が高いのです。
根拠が明らかにされてない「他人の経験」は、無意味な方向に努力を向けてしまう恐れがあるので注意が必要です。
褒美を与えるとやる気は続かない
「テストで100点とったら1000円あげよう!」とこのように、やる気を出させる為に「褒美」をエサにしてやる気を出させたことはないでしょうか?
また、自分自身がされた経験をお持ちの方が多いと思います。
実はこれ、とても注意が必要なのです。
「実際にされたことあるけどちゃんとやる気出たよ」と反論したい気持ちがある人は特に注意してください。
様々な研究で、「褒美」を与えることでやる気を出させる方法は短期的には効果があるが、長期的には効果が無く、褒美がなければ何もしなくなり怠けてしまうことが明らかにされています。
これは、「内発的動機」と「外発的動機」という内部からと外部からの動機の違いに注目すると分かることなのですが、「内発的動機」でないとやる気は長続きしないのです。
「受験」を例にとるならば、「褒美があるから勉強する」では長続きしません。自らが「合格したい!」などと思わない限り、やる気を持続することはできないのです。
なので勉強させる前にまずは「内発的動機」を作るために合格することのメリットはなんなのかプラスになることを考えましょう。
目標を高くしすぎてはいけない
やる気を出させるために、「目標」を設定することはとても重要です。
しかし、「目標を高くしておけば、それに向かって努力してくれる」と思い、高すぎる目標を設定してしまってはいけません。
「そんなのできるわけないだろ」と思われてやる気は一切上がることはありません。
目標とどれだけの差があるのかを客観的に判断することが大切です。
決して「なんとなくこのくらいにしておけばいいだろう」と安直に目標を考えないようにしましょう。
これは、自分が目標を設定する際にも重要となります。
もし自分にとって高すぎる目標にしてしまうと、達成できなかった時にモチベーションが下がってしまいます。
計画を立てる時も初めに立てたものの上手く計画通りに進まず計画そのものが破綻してしまう経験はないでしょうか?
「学習性無力感」という用語があります。これは、「自分に能力がないことを学んでしまう」動物の性質のことです。
「自分は何をやってもできないやつなんだ」と思うことによって、実際に何に対してもやる気などが失われ、本当にできなくなってしまうのです。
「やる気を出させようと思ったら逆に失わせてしまった」なんて皮肉なことにならないことに注意しましょう。
目標を立てる時は達成出来る小さい目標から立てるようにしましょう。これをスモールステップといいます。
してはいけないことだけ述べてるだけでは少し寂しいので最後にスモールステップの使い方について触れましょう。
スモールステップの使い方
スモールステップとは目標達成までのやることを細分化、つまり学習単位を小さくして学習を進めていく方法です。
これはみんなやっていることで例えば受験英語の場合ですと、文法単元毎に分けて勉強するそとです。
そこで更に細分化する際のポイントが2つあります。
ポイント1つ目 行動を具体的にしよう
スモールステップの強みはやることがシンプルだから誰でもできて取り掛かりやすいことです。なので何をすればいいのかは出来るだけ具体的にしましょう。
ポイント2つ目 成功体験を得よう
小さい成功体験によって人はやる気になります。
スモールステップを設定した際はそれで成功体験が得られるかどうか考えてみましょう?
スモールステップまとめ
大きな目標を立てたがどうすれば達成出来るかわからず立ち止まっている時は、小さくても1歩を踏み出した方が建設的です。
成功体験を得れば人はどんどんやる気になってくる「作業興奮」という作用が働くので悩んでいるのなら小さい目標を立てて前に進みましょう!
また子供に勉強をさせたい時も小さい目標を立てて成功体験を与えましょう!
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